ロンドン株2日 3日続落 鉱業とたばこ株が安い
【NQNロンドン】2日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は3日続落した。前日の終値に比べ33.95ポイント安の7351.31で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
小動きで推移した後、午後に下げ幅が広がった。銅価格が約2カ月半ぶりの安値をつけるなか鉱業株が売られ、株価指数を押し下げた。たばこ株の値下がりも指数の押し下げ要因となった。
ロシアの鉄鋼大手エブラズは3%安と目立った。ブックメーカー(賭け屋)のパディパワー・ベットフェアは5%超下がった。同社は通期の利益見通しを自社予想の水準に据え置いた。出版のRELXは、配当権利落ちで売られた。ソフトウエア開発のマイクロフォーカスは前日に引き続き大幅安となった。
半面、時価総額の大きい石油のロイヤル・ダッチ・シェルは、第1四半期の利益が市場予想を上回ったことが好感され買われ、株価指数の下値を支えた。医療機器のスミス・アンド・ネフューは通期売上高の伸びがこれまでの予想の上限に達する見込みだと発表し、大幅高となった。飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングは第1四半期の売上高が増加したと発表し、上昇した。