フランク、セザール(1822-1890)

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CD 輸入盤

『贖罪』 エルヴェ・ニケ&リエージュ・フィル、フランデレン放送合唱団、エヴ=モード・ユボー

フランク、セザール(1822-1890)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MEW1994
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


エルヴェ・ニケが正面から向き合ったフランクの秘曲

ドイツ語圏にほど近いベルギー東部で生まれ育ったフランクの音楽は、若き日の作品群よりもむしろ、後年フランスに帰化し、パリでフランス国民音楽協会の一員として活躍するようになってからの大作群が有名です。交響曲やイ長調のヴァイオリン・ソナタがその代表ですが、しかし生前のフランクはむしろ、国民音楽協会発足の前から稀代のオルガン奏者として知られていました。リストやブラームスのように、19世紀の芸術家の目線でキリスト教と新たに向き合った中後期の重要作品もありながら、意外なほど録音はなされていません。この『贖罪』もまさにそうした作品のひとつで、たびたび演奏される間奏曲(交響詩『贖罪』という呼称でも知られる楽章)のほかは20世紀のプラッソン録音以降、ほとんど新録音が現れませんでした。
 フランクの『贖罪』は、メゾ・ソプラノ独唱と合唱を中心に展開してゆく物語とともに、管弦楽が壮麗な音楽絵巻を織り上げてゆく内容。オラトリオと呼ばれることもありますが、フランク自身がこれを「詩曲=交響曲(Poeme-Symphonie)」と題しているところからも、管弦楽の扱いに主眼が置かれていることは明らかです。
 今回の指揮者は、NAXOSやALPHAでシャルパンティエやリュリなどバロック作品を手がけ、Glossaでもヘンデル『水上の音楽』を手がけたフランスの古楽器系指揮者エルヴェ・ニケ。近年サン=サーンスやデュカスなど、急速にフランス近代作品の録音で実績をあげるようになってきた名匠と、作曲家の故郷ベルギー随一の名団体王立リエージュ・フィルの演奏でこの知られざる傑作を聴けるのは貴重。図版多数の充実解説は「Musique en Wallonie」レーベルならでは。この秋とくに見逃せないリリースです。(輸入元情報)

【収録情報】
● フランク:『贖罪』 (1872/74)〜エドゥアール・ブロの詩による詩曲=交響曲


 エヴ=モード・ユボー(メゾ・ソプラノ)
 フランデレン放送合唱団
 ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
 エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音時期:2018年10月
 録音場所:リエージュ、サル・フィラルモニーク
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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この曲は、間奏曲のみの録音はそこそこある...

投稿日:2021/03/18 (木)

この曲は、間奏曲のみの録音はそこそこあるが、全曲版の録音は非常に少ない。 指揮はNaxosに多くの録音があって信頼感のあるエルヴェ・ニケ。 オーケストラは初めて聞く名前だが、フランクの出身国、ベルギーのオーケストラなので即ち本場ものだ。 肝心の演奏は非常に素晴らしく、録音も良い。 大編成だし、間奏曲だけでも十二分に感動的なので全曲の演奏がどうしても少なくなるのだろうが、名曲である。 51分。

妻三郎 さん | 福岡県 | 不明

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