フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年12月11日 |
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規格品番 |
PROC-2254 |
レーベル |
|
SKU |
4988031364079 |
※本国のオリジナル・アナログ・マスターよりハイビット・ハイサンプリング(24bit/192kHz)化したマスターを使用(1,3)。2.はデジタル録音
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケットも一部掲載)
※解説:藤田由之氏(「カール・ベーム――非凡なアルティザン」)他、作品解説含む解説書合計12ページ
2020年2月9日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました。 「重厚で巨大なゴツゴツ ドイツ風のロシア音楽」(鈴木淳史氏評)
ベームが1977年から名誉総裁を務めていたロンドン交響楽団と最晩年の録音を行なったチャイコフスキーの後期交響曲3曲を最新復刻。1977年12月の第4番と翌年の悲愴はアナログ録音で、第5番はデジタル録音初期の1980年5月に収録されました。ベームのデジタル録音は珍しく、この後にはディスクとして最後の録音となった11月収録のウィーン・フィルと第九が残されています(最後の録音は映像収録となったウィーン・フィルとのエレクトラ)。このチャイコフスキーはベームのレパートリーとしては珍しいもので、これらの曲の唯一のセッション録音となった貴重な音源です。今回の復刻では、第4番と悲愴に関しては、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープに遡り、新規でハイビット・ハイマスタリング(192kHz/24bit)によるデジタル化を行いました。従来以上に緻密な音でこれらの濃密な演奏をお楽しみいただけます。
ベームのチャイコフスキー演奏は全く無かったわけではなく、第4番に関しては何度か取り上げており、1971年のザルツブルクでのチェコ・フィルとの演奏の音源が残されています。そこでの演奏はテンションが高く、濃密なまでのロマンを感じさせる大胆な表現が随所に見られ、新たな一面を示していました。このDG音源もそれまでのチャイコフスキー像とは多少異なり、独墺系の指揮者に時折見られる重厚で一種武骨なスタイルを見せつつも、ロシア系の指揮者とは異なる思い入れたっぷりの作品像を描いているのは興味深い点です。収録が最晩年ということもあってか、テンポは非常に遅く、重いチャイコフスキー演奏は現代では珍しいですが、例えばバーンスタインが晩年のニューヨーク・フィルと示したような耽美的な滞留感のある演奏とは異なり、ロンドン交響楽団ではありますが、どこかドイツ的な重心の低い重々しさを湛えたこの音色もまた、チャイコフスキーの別の面を如実に表していると言ってよいでしょう。発売当時は日本の評論家には評価が高くなかった盤ですが、ベームの個性を強く感じるこれらの演奏は、今では支持する方が多いのではないでしょうか。
今回の復刻では、オリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には既存の藤田由之氏による文章を掲載しました。尚、今回のVintage+plus Vol.29は全7タイトルを発売します。
構成数 | 2枚
ピョートル・チャイコフスキー:
<CD1>
1. 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
2. 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第1-第2楽章
<CD2>
2. 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第3-第4楽章
3. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74《悲愴》
【演奏】
ロンドン交響楽団
カール・ベーム(指揮)
【録音】
1977年12月14日、15日(第4番)、1978年12月21日、22日(第6番) ロンドン、ウォルサムストウ・タウンホール
1980年5月5日、6日(第5番) ロンドン、聖ヨハネ教会
【原盤】Deutsche Grammophon
【Original Recordings】Produced by Werner Mayer、 Recording Producer: Werner Mayer、
Balance Engineer: Gunter Hermanns (No.4, No.6), Klaus Hiemann (No.5)、 Recorded by Joachim Niss (No.4)
【First LP Release】2531078 (No.4), 2532005 (No.5), 2531212 (No.6)
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1.[CD]
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2.[CD]
5番がCD2枚に分かれている。(CD1が第1~2楽章、CDが第3~4楽章)
価格は上がりますが3枚組にするべき。
このため評価は星1にしました。
特徴: 1) WPO/BPOとは異なり、チャイコフスキーの後期3大交響曲とあって、柔軟性・瞬発力に富むLSOを相手に選んだことは成功している。2) 但し、ベームさんの年齢がこの時既に83〜86歳で、いわゆるマエストロ・テンポに落ちている。チャイコフスキー独特の山場でのアッチェランドや、ダイナミクスの激変を十分に表現できていない。3) 名指揮者とベームファンのライブラリー充実のための記録と言えよう。
初めて聴いて驚いた。ベーム独特のテンポ、緩急にびっくり。クライマックスに行く時に、普通なら「ここが聞かせどころ、ウデのみせどころ」と突っ込んで行く箇所でも、ベームはゆたっと入る。待ち構えている身には、拍子抜けの感ありだが、しかしそれから大きく盛り上がって行くのはさすが。あれ?と思っている内に術中にはまり、聴き終えてしまった。うーん、星5か4か、わかりません。
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