株、楽観傾斜の裏で進む実態悪 決算受けた買いも力不足
31日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前引けは前週末比424円(1.56%)高の2万7529円だった。前週末の米株式相場が急伸し、運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが優勢だった。もっとも、相場の楽観傾斜とは裏腹に、実体経済を巡る不安材料はむしろ増えている印象が否めない。米利上げペースの減速期待だけを頼りとした上値追いにはいずれ限界が訪れそうだ。
あおぞら銀行市場商品部の小西...
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