後藤舜吉氏が死去 元チッソ社長、水俣病で政治決着
後藤 舜吉氏(ごとう・しゅんきち=元チッソ社長)2022年8月16日、脳幹梗塞のため死去、87歳。告別式は近親者で行った。
水俣病が公式確認された翌年の1957年、チッソ前身の新日本窒素肥料入社。93年に社長に就き、95年に未認定患者約1万1千人を救済する政治決着を受け入れた。2003年に会長となり、09年の水俣病特別措置法の成立にも関わった。17年に社長に復帰したが、18年5月の慰霊式後「同法の救済は終了した」と発言。被害者団体などが批判し、同年12月に一身上の都合で辞任した。