溝端淳平、苦い思い出を吐露「中学生のときに合宿があって…」

2024.3.8 07:30

舞台『カラカラ天気と五人の紳士』に出演する溝端淳平(2月・大阪市内)

(写真2枚)

劇作家・童話作家の別役実の名作『カラカラ天気と五人の紳士』の舞台に出演する俳優・溝端淳平が、大阪市内で取材会を実施。作品の内容と引っ掛けた中学時代の思い出話に、会場が盛り上がるひとときもあった。

■ 初の年下演出家は「すごく才能溢れる方」

本作は5人の紳士たちが、ハズレくじの景品だという棺桶をめぐって、コントのようなやり取りを繰り広げていく物語。演出を担当するのは「第67回岸田國士戯曲賞」を受賞した劇作家にして、演出家としても高く評価される期待の若手・加藤拓也。溝端が年下の演出家とコラボするのは、これが初のことだという。

溝端は加藤について「すごく斬新なことをするけど、それが全然構えていない。ナチュラルに意表を突いて来る、非常に才能溢れる方」と高く評価する一方、「『こいつダメだなあ』と思われても、気を遣われてしまうんじゃないか? と、今はビビっています(笑)」と、稽古前から意外な心配をしていることを明かした。

■ 中学のときの「ハズレ体験」とは?

この話の大きなキーアイテムとなるのは、紳士の1人がうっかりと当ててしまった棺桶。溝端はハズレくじについて、「そのときはハズレだと思っても、のちのち『当たりだったな』と思うことは多いし、それを当たりくじに変えるかどうかは自分次第」と前向きに語りつつも、実はどう考えても「ハズレ」だったという経験が、1つだけあったそう。

舞台『カラカラ天気と五人の紳士』に出演する溝端淳平(2月・大阪市内)

「僕は和歌山出身なんですけど、中学生のときに高野山で合宿があって、先生が『2人1組で肝試しをやろう』と言い出したんです。ラブコメ的なことを少し期待していたのですが、僕が当たったのはめちゃくちゃ霊感が強い子で(笑)。ただその子の心霊体験を聞いてビビっただけで終わったときは、ハズレくじを引いたと思いました」という、強烈な体験談を披露してくれた。

溝端以外には、堤真一、藤井隆、野間口徹、小手伸也、高田聖子、中谷さとみが出演。東京、岡山を経て、大阪は5月7~11日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)で上演。チケットはS席1万円、A席7000円で、3月9日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

舞台『カラカラ天気と五人の紳士』

期間:2024年5月7日(火)~5月11(土)
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席1万円、A席7000円

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