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『第三帝国の興亡〈1〉アドルフ・ヒトラーの台頭』ウィリアム・シャイラー

『第三帝国の興亡』は、アドルフ・ヒトラーによるナチス・ドイツ(第三帝国)の台頭から滅亡までが描かれてた歴史書です。5巻で構成されている、大作です。この本自体は1960年にアメリカのジャーナリストであるウィリアム・シャイラーによって書かれました。

『村上さんのところで』にて村上春樹さんがおすすめされており、僕も手にとりました。ナチス・ドイツに、もともと関心を持たれていて中学生の頃に読まれたそうです。

ナチス・ドイツが行ったことを知ることももちろん大事ですが、ナチスがドイツで力を持つことができたのかという背景を知ることも大切です。ヒトラーは武力を行使せずに合法的な方法でドイツの首相になりました。なぜヒトラーがドイツのトップに立つことができたのか、その理由・背景を理解するヒントが『第三帝国の興亡』のこの1巻にあります。そして、現代の状況に活かせる学びを読者に何かしら与えてくれる歴史書だと思います。

僕にとっては、各々が自分の利益ばかりを追求した結果、悲惨な社会が引き起こされうるということが改めての学びになりました。


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