映画「愛国女子-紅武士道」(赤羽博監督)の公開初日舞台あいさつが18日、都内の劇場で行われ、主演の千眼美子(27)らが登壇した。

日本の源流には天御祖神(あめのみおやがみ)より伝わる武士道精神(大和魂)があったとし、国を愛することの真の意味とその尊さを問い掛ける作品。千眼は、日本の未来と自身の命運をかけて激しい戦いに臨む、女剣士の大和静を演じた。

満員となった観客を前に千眼は「リアルな日本を取り巻く情勢や現実が盛り込まれていて緊張感がありました。真の武士道の高みには及ばず、自身の未熟さを痛感する中で、監督やスタッフらの熱意に支えられました」。

武士道精神について赤羽監督は「高校生時代に剣道をやっていました。誰もがインターハイに出場するとみていた選手がいたのですが、私は間違ってその選手に勝ってしまった。その時、ガッツポーズをしてしまったのですが、その後、顧問の先生にしかられました。相手選手のことを考えない行為なんだと。先生は武士道精神を持っていたんだと分かりました。目に見えない善悪を区別する目をもつ、武士道精神を取り戻し、正しい信仰のもとこの国を守っていかないとならない」と語った。

舞台あいさつでは、同作の主題歌「愛国女子は往く」を歌手篠原紗英が熱唱。最後に千眼は「この作品は愛国心とは何か、信仰心とは何かを誠心誠意描いた作品です。日本の未来を切り開くためには、愛国女子、愛国男子が必要です」と訴えた。