ジブリパークにオスカー像やってきた!「輝きを見て」8月末まで展示

松島研人
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 ジブリにオスカー像がやってきた――。スタジオジブリの世界を表現した「ジブリパーク」(愛知県長久手市)で20日、第96回米アカデミー賞のオスカー像の展示が始まった。長編アニメーション賞を受賞した「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)に贈られたもので、8月末まで期間限定で展示される。

 黄金のオスカー像は、屋内エリア「ジブリの大倉庫」の「電波室」の中央に置かれ、レッドカーペットを模した赤い布の上に鎮座する。左右にはアメリカ版のポスターと、最新の国内用ポスターも展示された。

 スタジオジブリによると、オスカー像は宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーに対して計2個が贈られた。受賞後、ジブリパークを監修する宮崎吾朗監督から「一つをジブリパークに展示してはどうか」と打診があったという。

 スタジオジブリの中島清文副社長は、「オスカー像の重みや輝きを、ファンの方々にも見てほしい」と話す。「君たちはどう生きるか」を映画館で3回見たという岐阜市の女性(32)は「オスカー像はぴかぴかできれいだった。もう一度映画を見たくなった」と話した。

 ジブリパークは、ジブリの世界を表現した様々な展示物が並ぶ公園で、2022年11月に開園。今月16日に最後のエリア「魔女の谷」が開業し、全エリアがオープンした。「大倉庫」には「君たちはどう生きるか」に登場する青サギやペリカンといったキャラクターも加わった。事前予約制で、「大倉庫」への入場には「大さんぽ券」などの購入が必要。(松島研人)

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