加藤和彦さんの軌跡を追う ドキュメンタリー映画『トノバン』予告編&本ビジュアル公開
5月31日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開される、音楽家・加藤和彦さんの軌跡を追った音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』の予告編と本ビジュアルが発表された。 【写真】加藤和彦さんについて語る泉谷しげるやコシノジュンコら 本作は、「帰って来たヨッパライ」、「悲しくてやりきれない」などで知られるザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話からサディスティック・ミカ・バンド、そして“ヨーロッパ3部作”と言われる「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」までを中心に、トノバンの愛称で親しまれた加藤さんの軌跡を追う初のドキュメンタリー。ゆかりのある様々なアーティストや仕事仲間からの証言を通し、加藤さんの革新性や音楽性を紐解いていく。 予告編は、加藤さんがリーダーを務めたサディスティック・ミカ・バンドのヒット曲 「タイムマシンにお願い」から始まり、クリス・トーマス、高橋幸宏、小原礼、コシノジュンコ、泉谷しげる、きたやまおさむら、ジャンルをまたいだ関係者へのインタビューの一部が映し出される。ナレーションは、本作のために新たにレコーディングされた「あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」のアレンジャーであり、映画にも出演しているミュージシャンの高野寛が担当した。 あわせて公開された本ビジュアルでは、サディスティック・ミカ・バンドによる1976年のライブアルバム『ライブ・イン・ロンドン』のジャケットにも使用された、鋤田正義による写真が使用されている。 【相原裕美監督 コメント】 前作『音響ハウス Melody Go Round 』完成試写会の時に、高橋幸宏さんから何気無く「トノバン(加藤和彦)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな? 今だったら、僕も話すことが出来るけど」と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけでした。それから、加藤さんの事を調べれば調べる程、革新的な事や、新しいスタイルを産み出している事等々、音楽業界にいながら加藤さんの事を本当に知らなかった、と愕然となりました。微力ながらこの映画が、加藤和彦さんの再評価につながればと思います。
リアルサウンド編集部