「絶景を一生忘れません」　宝塚歌劇団花組・柚香光さん退団公演　千秋楽迎え、本拠地に別れ

　＜カルチャー＞

　宝塚歌劇団花組のトップスター・柚香光（ゆずかれい）さんの退団公演「アルカンシェル～パリに架（か）かる虹～」が3月24日、宝塚大劇場（兵庫県宝塚市）で千秋楽を迎えた。柚香さんはあいさつで、舞台から観客の瞳が輝いて見えるのを「絶景」と表現し、「私はこの絶景を一生忘れません」と話して本拠地に別れを告げた。相手役の星風まどかさんとともに、現在公演中の東京宝塚劇場の千秋楽（5月26日）を最後に退団する。

　「アルカンシェル」の終演後に開かれたサヨナラショーでは、大劇場トップお披露目公演となった「はいからさんが通る」の伊集院忍に扮（ふん）して登場。主題歌の「大正浪漫恋歌」など2曲を披露した。星風さんとは白の衣装で、トップコンビの大劇場お披露目公演「元禄バロックロック」の歌を歌ったほか、「TOP　HAT」で見せた息の合ったデュエットダンスを踊った。星風さんは宙組トップ娘役時代（2017～21年）の「ア…