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ベートーベン「第九」初演から200年 当時の古楽器使い再現 来月、日本テレマン協会が特別公演

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2020年11月26日に大阪市中央公会堂で行われた定期演奏会の様子=提供写真
2020年11月26日に大阪市中央公会堂で行われた定期演奏会の様子=提供写真

 クラシック音楽の金字塔、ベートーベンの交響曲第9番は5月7日、世界初演から200年を迎える。その日に合わせ、バロック・古典派の演奏を専門とする日本テレマン協会(大阪市)が、初演時の演目を当時に使われていた古楽器で再現する特別公演に臨む。

 日本で「第九」として親しまれる交響曲第9番の第4楽章は、オーケストラに加えて独唱・合唱が付く。1824年5月7日、作曲したベートーベン自身が指揮し、オーストリア・ウィーンのケルントナートーア劇場で演奏された。演目は第九の他、ベートーベンの最後の純粋管弦楽作品となる「献堂式」序曲、宗教曲の「ミサ・ソレムニス」からの抜粋だった。演奏会では、聴力を失っていたベートーベンが聴衆の拍手に気付かず、独唱歌手が促して、聴衆の方を向かせたなどとするエピソードが残っている。

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