群馬県職員の時間外労働増 コロナ対応、最長192時間

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中村瞬
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 新型コロナウイルス感染症への対応で3月と4月の2カ月に、のべ32人の群馬県職員が「過労死ライン」とされる月100時間超の時間外労働をしていたことを、県総務部の友松寛部長が2日の県議会一般質問で明らかにした。リベラル群馬の小川晶氏の質問に答えた。健康福祉部の過重労働が目立ち、最長の時間外労働は192時間に上った。

 人事課によると、時間外労働は知事部局全体(管理職を除く)で3月が前年比17%増、4月が15%増だった。このうち健康福祉部は3月が38%増。県内でクラスター(感染者集団)が発生した4月は81%増に及んだ。80時間超の職員は、管理職を含め3月が16人、4月が30人。このうち100時間超の職員は3月が11人、4月は21人いた。

 県は新型コロナ対応の態勢強化のため、担当職員を4月10日に24人、同27日に52人それぞれ増員した。人事課の担当者は「組織強化や部局をまたいだ応援による対応が必要になる」と話している。

 友松部長は答弁で、年1回の…

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