栄えある1位は…欧州4大リーグで最もゴールを挙げているのはどの国の選手?

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 新型コロナウイルスの影響でサッカーの活動は制限されているが、本来であれば今週、来週はインターナショナルマッチウィークだった。3月26日は、豊田スタジアムでミャンマーとのワールドカップ予選が開催される予定だったが、感染拡大が止まらない今、国際親善試合を含めて代表戦が中止となるのはやむを得ないだろう。

 それでも、国単位の情報を出せないか――というわけで、今回は2019−20シーズンにおける欧州4大リーグの国籍別ゴール数を調べてみた。

 もちろん、トップ4を占めたのは欧州4大リーグの開催国だった。では、栄えある1位に輝いたのはどの国なのか。また5位以下にはどんな国が並んだのか。トップ10をランキング形式で紹介する。

※以下のデータは、移籍情報サイト『transfermarkt』を参照(3月26日時点)
※出生地と代表の国籍が異なる場合は代表の国籍を優先
※最多得点者のカッコ内は現所属クラブ

10位 ポルトガル 72ゴール
最多得点者:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス) 21ゴール

 最多得点者はもちろんC・ロナウドで、全72ゴールの約30%にあたる21ゴールを挙げている。同選手に次いでゴールを挙げているのは、フランクフルトのFWゴンサロ・パシエンシアで“わずかに”7ゴール。やはりC・ロナウドの得点力の高さが際立っている。

9位 オランダ 74ゴール
最多得点者:ワウト・ウェクホルスト(ヴォルフスブルク) 11ゴール

 ポルトガルを僅差で上回ったのがオランダだ。C・ロナウドほどゴールを量産する選手はいないが、得点者の数(24人)でポルトガル(18人)を上回っている。なお、オランダ人選手の得点数が最も多いリーグはブンデスリーガで、総得点(74)の約半数にあたる36ゴールを記録。同リーグでは、ドイツ人、フランス人に次いでオランダ人選手が得点を挙げている。

8位 ベルギー 83ゴール
最多得点者:ロメル・ルカク(インテル) 17ゴール

 FIFAランキング1位のベルギーが、8位にランクイン。セリエAで17ゴールを挙げているルカクを筆頭に、計83ゴールを数える。ただ、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガでは、それぞれ20ゴール以上を記録しているのに対し、ラ・リーガでの得点数はわずかに「3」。得点者は、レアル・ソシエダのアドナン・ヤヌザイ(2ゴール)とレアル・マドリードのエデン・アザール(1ゴール)の2人だけだ。

7位 ブラジル 140ゴール
最多得点者:ジョアン・ペドロ(カリアリ) 16ゴール

 7位に入ったのは、サッカー王国ブラジルだった。世界各国にタレントを輩出してきた実績を持つが、今シーズンここまで2ケタ得点を挙げているのはカリアリのJ・ペドロ(16ゴール)、マンチェスター・シティのガブリエル・ジェズス、エヴァートンのリチャーリソン(ともに10ゴール)の3人だけ。リーグ・アンでは、パリ・サンジェルマンに所属するネイマールが13ゴールを挙げているものの、ひと昔前のように欧州トップレベルで生粋のブラジル人ストライカーを見ることは少なくなった。

6位 フランス 150ゴール
最多得点者:カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード) 14ゴール

 現・世界王者のフランスがブラジルを上回って6位にランクイン。ベンゼマのほかにも、バルセロナのアントワーヌ・グリーズマン(8ゴール)やマンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシャル(11ゴール)など、フランス人ストライカーの活躍は今シーズンも目立っている。なお、プレミアリーグ(58ゴール)、ラ・リーガ(41ゴール)、ブンデスリーガ(40ゴール)の3リーグでは、フランス人選手の得点数が「40」を上回ったが、セリエAでの得点数は「11」にとどまった。イタリアで最もゴールを奪っているフランス人選手は、ミランのDFテオ・エルナンデスで5ゴールだった。