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パナソニック、工事不要で設置できる民泊施設向けLED非常灯を発売

 パナソニックは、個人が自宅などを利用して行なう民泊施設向けに「電池内蔵コンセント型 LED非常用照明器具 AC100V」を4月1日より発売する。希望小売価格は56,000円(税抜)。

電池内蔵コンセント型 LED非常用照明器具 AC100V

 個人の住宅を活用して宿泊場所を提供する「民泊サービス」向けのLED非常灯。天井、壁が取付金具を取り付けできる材質で、差込みプラグが届く位置にコンセントが設置されていること(エアコンとのコンセント共有や延長コードタップなどの使用は不可)、設置基準に従って適切な床面照度を確保できることなどの基準をクリアすれば、電気工事士の資格がなくても後付けで設置できる。

 民泊サービスは、国際交流や地域貢献の新しいスタイルとして注目を集めており、2013年12月に施行された国家戦略特別区域法により、旅館業法が大幅に緩和、個人宅や賃貸住宅を宿泊施設として活用できるようになった。このような動きに対して、建物に設置が義務づけられている非常用の照明装置についても、建設省告示第1830号「非常用の照明装置の構造方法を定める件」が改正され、既存マンションなどの建物で、非常灯を後付けで設置することが可能になった。

 パナソニックでは、これに対応し、電池内蔵コンセント型の非常用照明器具を発売。プラグがコンセントから容易に抜けない措置として必要な対応ガードプレートもラインナップする。2つの形状で、コンセント1~3個用を展開、計12品番を展開する。