フランス、6月2日から飲食店再開 パリはテラス席だけ 

 【パリ=三井美奈】フランス政府は28日、新型コロナウイルス流行の沈静化に伴い、6月2日から全国でカフェやレストランの再開を認めると発表した。ただし、パリ首都圏は当面、テラス席だけの営業になる。

 3月半ばに始まった都市封鎖緩和の第2弾で、6月2日以降は、国内の移動制限も解除される。映画館は6月22日から再開する予定だ。

 このほか6月15日には、欧州域内の移動も自由化する。

 フランスでは感染対策のため、3月15日から飲食店が閉鎖され、営業は持ち帰り品の販売に限定されていた。封鎖緩和の第1弾として5月11日には、3月17日に施行された外出禁止令が解除され、現在は自宅から100キロ以内に限って移動が原則自由化されている。

 28日の発表によると、フランスで新型コロナの死者は計約2万8千人にのぼっている。

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